【旭山動物園】では工夫が凝らされた展示・イベントがいっぱい

北海道旭川市東旭川町倉沼にある【旭川市旭山動物園】では、工夫が凝らされた展示やイベントがいっぱいです。ここは日本の最北で、人気ランキングで1位になることもある動物園で、”伝えるのは、命”がテーマです。

旭川市の中心部から10キロほどの所にあり、車では3つのインターチェンジから10~18キロ、バスは「旭川電気軌道」が旭川駅や旭川空港から出ています。また、旭川市の循環バス「ファンファン」や、「北海道中央バス」の「旭山動物園日帰り(定期観光バス)」や旭川電気軌道とのバスセット券もあります。

鉄道の場合、旭川駅の他に東旭川駅からもバスの運行があります。また、北日ノ出駅からはバスは無いのですが、徒歩でも25分くらいで動物園まで行くことができます。

2004年6月に「あざらし館」の公開され、その8月には上野動物園を抜いて初めて月間入園者数で1位となり、その人気は名実共にトップの座を占めているのです。

動物園として動物たちの飼育繁殖技術も高く、国内では初めてホッキョクグマ・アムールヒョウ・コノハズクなどの飼育下での自然繁殖に成功しています。そして、次の計画としては、ゾウの多頭飼育の検討をしているのです。

ここの人気の秘密はその展示方法「行動展示」にあり、一般的な動物を見せるだけの「形態展示」から、動物の行動や生活を見せることに主眼をおいたことで注目を集め、多くのメディアで取り上げられたのです。

例えば、ペンギンのプールに水中トンネルを作ってその中からペンギンを見たり、自然に近い環境にいるライオンやトラが動き回る姿を間近で見られる施設にしたり、最近では”もぐもぐタイム”と名付けた動物の食事風景の展示イベントも行っているのです。

他にも、異なる動物を同じ場所で飼育する「混合展示」にも新たに取り組み、ゴマフアザラシ・ウミネコ・オオセグロカモメ・ジェフロイクモザル・カピバラなどが一緒に生活しています。この展示方法は動物たちのストレス解消にもなって、とても動物にやさしい展示方法なのです。

ここは1967年7月1日の開園で、2012年時点での飼育種数は124種、頭数は692点にまで増えています。主な飼育動物は、北極圏・アフリカ・アジア・北アメリカ・中南アメリカ・南極周辺の島々などに生息しているものです。

北極圏では、ホッキョクグマ・ホッキョクギツネ・トナカイ・シロフクロウなど、アフリカでは、カバ・アミメキリン・ライオン・ブラッザグエノン・チンパンジー・アビシニアコロブス・ワオキツネザル・イボイノシシ・アフリカタテガミヤマアラシ・ダチョウ・ヨーロッパフラミンゴなどです。

そして、アジアでは、ゴマフアザラシ・アムールトラ・アムールヒョウ・ユキヒョウ・ボルネオオランウータン・シロテナガザル・キョン・シセンレッサーパンダ・ニホンザル・エゾシカ・エゾヒグマ・キタキツネ・エゾタヌキ・エゾユキウサギ・エゾクロテン・エゾリス・エゾフクロウ・シマフクロウ・オオワシ・オジロワシなどなど。

更に、北アメリカのシンリンオオカミとアライグマ、中南アメリカのジェフロイクモザル・カピバラ・フンボルトペンギン・チリーフラミンゴ・ベニイロフラミンゴ、南極周辺の島々のキングペンギン・ジェンツーペンギン・イワトビペンギンなどです。

以上の動物たちは、ほっきょくぐま館・あざらし館・ぺんぎん館・もうじゅう館・さる山・こども牧場・てながざる館・ホッキョクギツネ舎・レッサーパンダ舎・小獣舎・ととりの村・フラミンゴ舎・エゾシカの森・オオカミの森・北海道産動物舎・シマフクロウ舎・タンチョウ舎・トナカイ舎・きりん舎などの施設で見ることができます。