【浜松市動物園】でしか居ないゴールデンライオンタマリン

静岡県浜松市西区にある【浜松市動物園】では、日本では最大級となる霊長類の展示を行っています。そして、日本ではここでしか居ない絶滅危惧種のゴールデンライオンタマリンを見ることができるのです。

ここへは、JR浜松駅から遠州鉄道の路線バスで「舘山寺温泉」行きに乗って40分ほど、「動物園」バス停で下車すれば行くことができます。車を利用する場合には、東京方面からは東名高速浜松西ICから約15分、名古屋方面からは三ヶ日ICから約30分ほどで行くことができます。

1950年11月1日に中区にある浜松城公園で「浜松こども博覧会」が開かれ、その跡地に「浜松市動物園」が開園しました。1982年10月31日に一旦は移転準備のために閉園となりますが、翌年4月2日に現在の「浜松市フラワーパーク」の北隣に移転して、再度開園するのです。

移転前に和歌山の「アドベンチャーワールド」からニシローランドゴリラの雄雌各1頭が来園し、日本ではここでしか見ることのできないゴールデンライオンタマリンの飼育が1994年12月に始まり、他にスマトラオランウータンなどの霊長類を飼育し、「日本モンキーセンター」に次ぐ規模を誇っています。

このゴールデンライオンタマリンというのは哺乳綱サル目(霊長目)オマキザル科ライオンタマリン属に分類されるサルで、ブラジルのリオデジャネイロ州サンジョアン盆地の固有種となっている絶滅危惧種です。かつては食用にされたり、生息地の開発・乱獲などで減少しましたが、保護によって少しずつ増え始めているところです。

他の霊長目には、ワオキツネザル・クロキツネザル・リスザル・フサオマキザル・ジェフロイクモザル・コモンマーモセット・クロミミマーモセット・ニホンザル・クロザル・シシオザル・ドグエラヒヒ・キイロヒヒ・マンドリル・アビシニアコロブス・フランソワルトン・テナガザル・チンパンジーがいます。

また、食肉目のホッキョクグマ・ミーアキャット・トラ・ライオン、長鼻目のアジアゾウ・偶蹄目のキリン・有袋目のクロカンガルー・齧歯目のカピバラなどのどこの動物園でも人気の動物たち、ダチョウ・フンボルトペンギン・ベニイロフラミンゴなどの鳥の仲間などもたくさん暮らしているのです。

通常の平日イベントとしては「動物たちのお食事タイム」として、アジアゾウ・カリフォルニアアシカ・フンボルトペンギン・ホッキョクグマ(おやつ)・アパート室内のサル・ライオンとトラ(月金は無し)・サル山のニホンザル・アミメキリンの食事風景を観覧できます。

そして通常の休日イベントでは、「カンガルーのエサやり」・「ポニーと写真を撮ろう」・「ウサギとのふれあい」・「ニホンザルのエサやり」などがあります。

この通常イベント以外にもイベントはあり、2017年には「お年玉プレゼント」・「動物園の節分」・「どうぶつガイド(マンドリル)」・「春の写生大会」・「どうぶつガイド(カンガルー)」・「どうぶつガイド(カピバラ・ヤマアラシ)」・「どうぶつガイド(クロザル)」・「ナイトZOO」・「どうぶつクイズラリー」などが行われました。