【井の頭自然文化園】には動物を間近に観察できる施設など色々

東京都武蔵野市御殿山にある【井の頭自然文化園】には、。「モルモットコーナー」・「ヤギ舎」・「リスの小径」など、動物と触れ合ったり、動物を間近に観察できる施設など色々あります。

最寄駅はJR中央本線と京王井の頭線の吉祥寺駅となっており、ここから歩いて10分ほどで行くことができます。駅からは、小田急バスと京王バスが出ていますので、吉祥寺行きに乗って文化園前バス停で下車するとよく、三鷹駅行きだとここは通らないので注意が必要です。

車を利用する場合には、調布ICから甲州街道(国道20号線)を新宿方面に行き、一つ目の信号「下石原交番前交差点」を左折して3.5キロほど直進、東八道路「野崎八幡前交差点」を右折して2キロ、「杏林大学病院北交差点」を左折して約2.5キロで行くことができます。

園の広さは「井の頭恩賜公園」の3分の1あって、動物園・資料館・彫刻館のある本園と、三鷹市にある分園に分かれています。本園には哺乳類や鳥類が約90種・700点、分園には魚類や鳥類が約100種・4千点が飼育されています。

1917年に「井の頭恩賜公園」が開園し、1934年に井の頭池の中之島に小動物園が開園、2年後に水族館が開設、1942年に文化園が開園して資料館も完成します。

その後、「童心居」完成・「スポーツランド」開設・上野動物園のアジアゾウ「はな子」来園・「サル山」完成・「彫刻館」完成・日本初の「水生植物園」完成・「熱帯鳥温室」完成・「童話の国」完成・「ツバキ園」開設と続きます。

動物園としても、ダマジカ・クロヅル・カンムリバト・シコクヤマドリ・カンムリエボシドリの繁殖に国内で初めて成功したり、オシドリの放鳥などを行なっています。また、ソウル大公園のアムールヤマネコ・ツシマネコ・ツシマテンの来園、ニホンリスの脱走事件やはな子の永眠などがありました。

本園には、「モルモットふれあいコーナー」・「リスの小経」・「いきもの広場」などの動物施設と、山野草園・シャクナゲ園・ツバキ園・彫刻館などの見所が満載で、ツシマヤマネコ・フェネック・カピバラなどが見ごたえのあるの展示動物となっています。

「モルモットふれあいコーナー」では、もちろんモルモットを抱っこしたりして直接モルモットの鼓動やぬくもりを感じることができ、「リスの小経」では、自由に暮らすニホンリスたちの行動を通り抜け型のケージの中で観察することができるのです。

「いきもの広場」は少し変わっていて、ここでは飼育された動物ではなく、自然の中の生き物たちを季節ごとに探して楽しむことができるようになっています。野生の動物たちとの出会いは、飼育された環境下の動物たちの観察とはまた違った面白さを感じさせてくれます。

分園の方は「水生物館」となっていてどちらかと言うと水族館に分類されるようなものなのですが、ここでは魚類の他、両生類・昆虫・植物、オシドリ・オオハクチョウ・カイツブリなどの水辺の鳥たちを見ることができます。

第1・2・5土曜日と第2・4・5日曜日には、団体以外の人向けに事前予約の要らないツアーガイドを開催しています。専門の動物解説員が各回テーマに沿って案内をしてくれて、ワクワクドキドキの不思議発見の世界に旅立てます。

ツアーの所要時間は45分ほどで、そのテーマは、「日本にすむ動物たち」・「ニホンリスウォッチング」・「井の頭池の水辺のいきもの」・「野鳥の森ウォッチング」・「草を食べる動物たち」などです。