【いしかわ動物園】のコンセプトは「楽しく、遊べ、学べる動物園」

石川県能美市徳山町にある【いしかわ動物園】のコンセプトは「楽しく、遊べ、学べる動物園」と、「動物にやさしい」・「環境にやさしい」・「人にやさしい」の3つのやさしさです。

ここへは、JR北陸本線の金沢駅から北陸鉄道バスが出ています。休日には、小松駅と松任駅(土曜は無し)からも北陸鉄道バスは出ており、能美根上駅からはのみバスも出ています。

車を利用する場合には、北陸自動車道の小松・美川・能美根上スマートの各ICから20分くらいで行くことができます。金沢西ICだと約40分、金沢森本ICだと約60分はかかってしまいます。

動物展示施設は、アシカ・アザラシたちのうみ、サルたちの森、小動物プロムナード、ネコたちの谷、オーストラリアの平原、南米の森、ふれあいひろば、水鳥たちの池、カメたちの広場、ライチョウの峰、ツルたちの水辺、アフリカの草原、ゾウの丘、カバの池、チンパンジーの丘、オランウータンの森などです。

「小動物プロムナード」ではシセンレッサーパンダ・ケープハイラックスなど、「ネコたちの谷」ではライオン・ベンガルトラ・ヒョウなど、「南米の森」ではワタボウシタマリン・パカ・アカハナグマなど、「ふれあいひろば」ではマゼランペンギン・カピバラなどが貴方を待っているのです。

この動物園での取組に、「エコ動物園」・「教育係」・「トキの分散飼育」というものがあります。

園では「エコ動物園」に向けて、「ゴミの持ち帰り運動」・「缶・瓶・ペットボトルなどの回収」・「園内雨水の散水利用」・「動物の糞やエサクズの有機肥料化」・「電気自動車の導入」・「実のなる木の植栽」・「調整池のビオトープ化」・「透水性舗装・ブロックの使用」などを行なっています。

「教育係」というのは、入園者に対して園の概要・理念・仕事内容を紹介する職員のことで、他の動物園では普通は「飼育係」と兼務しているのですが、ここではこの職務を専門化して、「企画教育係」として設置しているのです。

元々ここではホオアカトキなどの近縁種の飼育に取り組んでいたこともあって、その実績からトキの分散飼育地に選ばれ、「トキの分散飼育」が始まりました。これは、東京都日野市の多摩動物公園についで2ヶ所目となります。

2010年1月8日に佐渡のトキ保護センターから雄雌各2羽の計4羽のトキがやって来て、それ以来毎年のように繁殖に成功しています。動物学習センターではトキたちのライブ映像公開し、2016年からは新施設で一般公開もしているのです。

園内の見学は順路に沿って行くと充分に楽しめることでしょう。

正面ゲートを入ると右に管理事務所、左に軽食したりお土産を買ったりできる「ズーショップ 休憩コーナー」があります。初めにここでお土産を買っても良し、園内を一周してきてから最後に買い物しても良いのです。

順路の初めは「アシカ・アザラシたちのうみ」、順に「南米の森」まで進むとその次には「動物学習センター」と「トキ展示映像コーナー」があります。ここで、動物たちのことをじっくりと学び、その次の「ふれあいひろば」で身近の動物たちを見てウサギに触れたりしてほっこりできます。

ここまでで動物園を半周したことになりますので、次は隣の「レストラン・ズーショップ 休憩コーナー」に立ち寄ってみましょう。ここで、食事を摂ったり、お土産を買ったりと一旦休憩することができるのです。

休憩の後は残り半周、「水鳥たちの池」を皮切りに、「トキ飼育繁殖センター」の見える「大型休憩所」を挟んで鳥のエリアを行き、「アフリカの草原」とゾウ・カバ・チンパンジー・オランウータンのエリアを通って正面ゲートまで戻ってこれます。