動物園とは

「動物園」とは、陸上の動物を中心として扱い、生きた動物を飼育研究する施設で、水中の動物を中心として扱う「水族館」とは違います。特殊形態のサファリパーク・移動動物園・鳥類園・クマ牧場などもあります。

元々の動物園は主に王侯の私的な施設で、政治的修好関係を結んだり植民地などにした国や地域から集めてきた珍しい動物を飼育していました。何処で初めて作られたのかは定かではなく、メソポタミア・地中海世界・中国・インド・アステカなどの世界各地で多元的に生まれたものです。

現在のように一般公開されるようになったのは、フランス革命(1789年5月5日~1799年11月9日)の後に公開されたフランスの「パリ動物園(メジェナリー)」か、その施設・展示方式が真似られたとされるオーストリアの「シェーンブルン動物園」だとされています。

当初は見世物色の強かった動物園ですが、1828年になると最初の科学的動物園としてイギリスの「ロンドン動物園」が一般公開されました。そこは「ロンドン動物学会」の研究資料収集施設であり、研究費用調達の方途としての公開でした。

動物園のことは英語では”zoological garden(s)”=「動物学的庭園」と言うのですが、これを縮めて現在の”zoo”=「動物園」という呼び名が生まれて、初めてこのロンドン動物園に使われたのです。

1907年、ドイツの動物商カール・ハーゲンベックが、それまでの檻に動物を閉じ込める展示方法に対して、檻や柵を用いずに野生のままに展示する「ハーゲンベック方式(無柵放養式展示)」の動物園を作りました。

動物園の展示方式には、剥製・標本・絵画・写真などを見せる「形体展示」、生きた個体を展示する「生体展示」、同じ種類の生物を見比べられるようにした「分類展示(分類学的展示)」、同じ地域の生物を見比べられるようにした「地理学展示(地理学的展示)」などがあります。

ハーゲンベック方式は「パノラマ展示」とも言い、生物を直接観賞できるという点では非常に画期的で、動物園の展示方法としては人気を左右する重要な特徴のひとつとも成り得るものでしょう。

この他の展示方法としては、同一種類の生物のみの「単一展示」、複数種類の生物を展示する「複数展示」、生物の身体的特徴を見せるだけの「形態展示」、生物の生息環境を再現した「生態展示」、動物の特技・特長などの能力を見せるように工夫した「行動展示(行動学的展示)」があります。

フランス・オーストリア・イギリス・ドイツ以外では、1865年にアメリカのセントラルパークの一角に動物園が開設され、1874年にアメリカ最初とされる「フィラデルフィア動物園」ができました。

我が日本はというと、寛政年間(1789年2月19日~1801年3月19日)に「孔雀茶屋」や「鹿茶屋」など珍しい動物を飼育する施設はあったものの、これはお茶代稼ぐための手段であって動物園と言えるものではありません。

日本最初の動物園は、1882年に上野恩賜公園内に移転された「東京国立博物館」の天産部付属施設で、これが現在の「東京都恩賜上野動物園」の前身だったのです。

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