【大森山動物園】の動物たちの食事「まんまタイム」が楽しい

秋田県秋田市浜田字潟端にある【秋田市大森山動物園】の動物たちの食事「まんまタイム」は楽しいです。愛称は秋田弁の”見るべ”から「ミルヴェ」、地元銀行のネーミングライツで「あきぎんオモリンの森」です。

ここへは、秋田駅の西口7番のりばと西部サービスセンター(2番のりば)から、”西部SC・大森山公園行き”或いは”大町経由西部SC・大森山行き”で、秋田中央交通の路線バスが出ています。何れもバスで終点まで乗れば、大森山動物園に行くことができます。

車を利用する場合には、国道7号秋田南バイパスから看板の指示に従って、秋田県道65号寺内新屋雄和線を行けば、大体5分くらいで動物園を見つけられます。

この動物園は、1950年10月に「秋田県児童会館付属動物園」として、秋田駅にほど近い城跡の千秋公園に開園され、1953年4月1日に「秋田市児童動物園」、1973年9月1日に現在地に移って、今の名前となりました。

2006年3月7日には、公募によって秋田弁の”見るべ”に因んだ愛称「ミルヴェ」が決定し、2016年3月19日からは地元銀行のネーミングライツによって、2019年2月28日まで使われる「大森山動物園~あきぎんオモリンの森~」となっています。

動物園人気ランキング1位の旭山動物園同様に、行動展示を取り入れており、その小規模ながらも工夫のこらされた展示は来園者を楽しませています。

高い支柱からロープを渡して樹上生活を再現した「チンパンジーの森」、水場で食べ物を洗う姿が愛らしい「アライグマのじゃぶじゃぶテラス」、来園者の頭上を走り抜けるワオキツネザルが見られる「わぉ!バルコニー」、「ビーバーのおうち」、「プレーリードッグのお立ち台」と面白い展示が満載です。

中でも、毎日開催されている「まんまタイム」では、ライオンやアムールトラがジャンプしてエサの馬肉を取る姿や、竹竿を使ってリンゴを取るチンパンジーの姿を見ることができるので、とても興味深いものです。このイベントは、旭山動物園の「もぐもぐタイム」に先んじたオモシロ企画なのです。

ここには国内初という動物園としての優秀さが数々あります。1974年のニホンアナグマの繁殖、1978年のメンフクロウの繁殖、1990年のセグロジャッカルの人工保育、1994年のホンドテンの繁殖、1995年のアネハヅルの人工授精、2006年のニホンイヌワシ3羽の孵化と生育などです。

ここで飼育されている動物は2018年4月末で96種類・597点、代表的なものとしては、アミメキリン・アフリカゾウ・レッサーパンダ・チンパンジー・ユキヒョウ・ニホンイヌワシなどとなります。

2018年前半のイベントとしては、1~2月の18日間の「雪の動物園」、4月19~22日の「飼育の日イベント」、4月28~30日と5月3~6日の「ゴールデンウィークイベント」、6月3日の「春の動物ふれあいフェスティバル」があります。

そして後半になると、7月21~22日の「親と子のふれあい写生大会」、7月下旬に2回行なわれる飼育体験などができる「サマースクール」、8月11~15日の「夜の動物園」、10月7日の「秋の動物ふれあいフェスティバル」、12月2日の「さよなら感謝祭」があります。

ちなみに通常開園は3月17日から12月2日までで、この期間は無休となります。