【到津の森公園】の自然環境の素晴らしさを伝える展示

福岡県北九州市小倉北区上到津にある【到津(いとうづ)の森公園】は、動物の生息地の環境でまとめた「地理学的展示」によって、その自然環境の素晴らしさを伝えている動物園です。

ここへは、JR八幡駅から徒歩5分→駅入口第一バス停からバスで約20分、到津の森公園前バス停で降りて徒歩1分で行けます。小倉駅バスセンター3番のりばからはバスで約20分、西小倉駅前バス停からはバスで約10分で到津の森公園前バス停まで行けます。

園の基本となる理念は、私立の動物園に相応しく「市民と自然を結ぶ『窓口』」となっていて、その運営では市民の参加に重きを置いて、動物の里親・エサ代の支援を行なう「動物サポーター」や園の運営を支援する「友の会」・「到津の森公園基金」などのサポーター制度があります。

その展示方法は「地理学的展示」が主で、「草原」・「林床」・「樹冠」などのゾーン分けをしています。また、郷土を意識した「郷土の動物ゾーン」、小動物と触れ合える「ふれあい動物園」というエリアもあります。

「郷土の動物ゾーン」は、「郷土の水辺」と「郷土の森林」に分かれています。

「郷土の水辺」には、「里のいきもの館」内にアマサギ・クロサギ・オシドリ・カルガモ・ショウジョウトキ・シロトキ・クロトキ・ホオアカトキ・ベニイロフラミンゴ、館外にドジョウ・ヨシノボリ・ワタカ・ヤマトヌマエビ・スッポン・シマヘビ・タガメ・ニホントカゲ・ヤマカガシ・ニホンマムシがいます。

「郷土の森林」には、フクロウ・タヌキ・ムササビ・ノウサギ・アオバト・カラスバト・シロハラ・ヒヨドリ・バン・シロハラクイナ・ウズラ・コジュケイがいます。

「世界の動物ゾーン」は、希少動物の見られる「マダガスカルの世界」、肉食獣と草食動物が生息するアフリカのサバンナを再現してパノラマで楽しめる「草原の世界」、池・川・林で生き物たちが生活する環境を再現した「林床の世界」、サルや鳥たちが樹上生活をするジャングルを再現した「樹冠の世界」に分かれています。

「マダガスカルの世界」にはワオキツネザルとエリマキキツネザル、「草原の世界」にはニホンザル・ホオジロカンムリヅル・ミーアキャット・キリン・シマウマ・ライオン、「林床の世界」にはワオキツネザル・オウギバト・マンドリルなど、「樹冠の世界」にはオオサイチョウ・フクロテナガザルなどが飼育されているのです。

そして「ふれあい動物園」では、レッサーパンダ・アライグマ・プレーリードッグ・ロバ・ウサギ・モルモット・キバタン・コバタンなどがいて、動物たちを触れ合えて、ヤギにエサやったり乗馬をすることもできます。

ここは動物と自然と人が共存する公園となっていて、動物たちを観察して楽しむ他にも、南米・オーストラリア・南アフリカなどを原産とする世界の珍しい植物も豊富で面白いものです。また、世界の珍しさとは逆に、昔のままの姿で残る豊かな自然の到津の森を安らかな気持ちで愛でることもできるのです。

この他、動物と自然以外にもたくさんのアトラクションがあります。観覧車・ミニモノレール・子供汽車・メリーゴーラウンド・サイクルモノレール・アスレチック遊具・ボール遊び・ボールプール・せせらぎ広場・ふわふわ・コイン式遊具で、たっぷりと遊んでみましょう。