【よこはま動物園ズーラシア】は生命の共生・自然との調和を目指す

神奈川県横浜市旭区上白根町にある【よこはま動物園ズーラシア】のテーマは、”生命の共生・自然との調和”でここでは日々このテーマに沿った動物園になることを目指しています。

ここへは、JR横浜線の中山駅・相模鉄道の三ツ境駅と鶴ヶ峰駅から、横浜市営バス・神奈川バス・相鉄バスを使って15分ほどで行くことができます。また、相鉄バスの上白根町バス停からだと、歩いて10分くらいかかります。

車利用の場合だと、保土ヶ谷バイパスの下川井ICから2キロ(5分)ほど、第三京浜道路の港北ICから7キロ(20分)ほどで行くことができます。また、駅から歩くことを考えると、中山駅からは約3.5キロ、鶴ヶ峰駅からはふるさと尾根道緑道を経由して3.7キロ(90分)ほどもあり、ちょっと大変かもしれません。

当園の開園は1999年4月24日で、当時最新の「生態展示」で日本のトップ目指していました。随時、「アフリカの熱帯雨林」・「ころこロッジ」・「わんぱくの森」・「アカカワイノシシ舎」・「ぱかおあか広場」・「チンパンジーの森」・「アフリカのサバンナ」とオープンしていき、2016年には累計入園者数2千万人を突破しました。

世界の気候帯と地域別に8つのゾーンに分けられた動物たちが、本来暮らしている環境を再現した中で生き生きとしていて、動物たちの故郷の雰囲気を感じとることができます。

一部の檻による飼育は別にして、大半が各動物の身体能力に合わせて作られたモートと呼ばれる溝が柵の代わりとなって、本当に自然の中で動物たちが息づいているようです。そして、ユーラシアカワウソ・フンボルトペンギン・ミナミアフリカオットセイ・ホッキョクグマは、水陸両方の生活の様子を見ることができるのです。

ここにいる動物は約70種・400点で、世界三大珍獣のひとつのオカピは日本ではここで初めて展示されました。また、コンゴクジャクの日本初展示、天然記念物のツシマヤマネコの一般公開、国内唯一のテングザルの一般公開などが特徴となっています。

この他に、珍しい展示動物としては、インドライオン・セスジキノボリカンガルー・ヤブイヌ・カンムリセイラン・モウコノロバ・オオミカドバトなどがいます。そして、日本の動物園では意外に珍しいものとして、日本列島各地の動物を展示した「日本の山里」というゾーンもあります。

動物園としては重要な取り組みとして絶滅寸前の動物の保護・繁殖にも取り組んでいて、非公開施設ながらカグー・マレーバク・ベアードバク・アメリカバク・カンムリシロムク・ホオアカトキを保護・繁殖している繁殖センターを敷地内に持っています。

当園では、珍しい動物の展示ばかりでなく、各種イベントにも力が入れられています。夏休みシーズンの「ナイトズーラシア」・動物の見所などを紹介する「ガイドツアー」・動物の食事風景などを見学できる「飼育係のとっておきタイム」・「ズーラシア動物教室」・マスコットキャラクターによる演奏・企画展などです。